鋼製小物の材料について
ステンレスとは
鉄にクロムを添加していくとだんだん錆びにくくなっていきます。
10.5%以上のクロムを添加し非常に錆びにくくなったものをステンレス鋼といいます。
錆びに強い仕組み
鉄にクロムを添加するとクロムが酸素と結合して鋼の表面に薄い保護被膜(不働態皮膜)を生成します。 この不働態皮膜が錆びの進行を防ぎます。 この膜は非常に薄いものですが大変強靭で、一度こわれても、周囲に酸素があれば自動的に再生する機能を持っています。
【FRIGZ製品に使用されているステンレスの種類】
ステンレス番号 | 特徴 | 主な製品 |
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SUS-304 | 加工しやすいステンレス・非磁性 | 膣鏡・歯鏡・へら |
SUS-420J1 | 耐摩耗性を要する製品に適したステンレス | ピンセット・鉗子・持針器 |
SUS-420J2 | 420J1より硬いステンレス | 剪刀 |
チタンとは
チタンの比重は鉄アルミの中間であり、軽い金属です。
また比重の割には強度が高く、特にチタン合金は実用金属の中でも最大クラスの比強度をもっています。
チタンは耐食性にすぐれていますが、これはチタン材の表面に形成される酸化チタンの被膜が強固であるからです。
フリッツ製品のチタンは特殊チタン合金です!
主な構成成分は、チタン88%・アルミニウム6%・その他成分(鉄0.2%以下)